この記事は、以下のような疑問がある方にお勧めです。
・未経験だけど翻訳者になりたい。何から始めればよい?
・おすすめの翻訳スクールは?
・オンラインで受講できる?
・講座の種類、料金、受講期間は?
・翻訳講座を受講してみた感想は?
英語を使った副業ができたらな…。
翻訳スキルを身につけて、家事育児と両立しながら収入を得れたらな…。
と思い、未経験からスタートし、現在は徐々に仕事で翻訳を任されるようになりました。
今回は、私が翻訳業界に足を踏み入れた際、とても悩んだ翻訳学校選びについて、最大手の
①フェロー・アカデミーと②サン・フレアアカデミーを比較紹介します。
私は、両方の説明会に参加したり、口コミを読んでフェローアカデミーの講座を実際に受講しましたが、分野、目的によってどちらが合うかは人それぞれだと思うので、ご参考になれば幸いです。
未経験で独学で翻訳者になれる?
翻訳未経験者が独学で翻訳者になれる?
身近に未経験で独学でも翻訳者になった方もいます。なので、独学でもなれないことはないです。
ただし、時間と労力がかかります。
個人的には、うまく翻訳学校を利用しながら自分でも勉強し続けるのが、効率が良いと思います。
英語は独学で勉強できても、翻訳力を独学のみで身につけるのは簡単ではありません。
私のスタート地点の英語力は、TOEIC900点以上&留学経験ありという状態でしたが、英語ができるからといて翻訳ができるわけではありませんでした。
本格的に翻訳をやってみると、英語力と翻訳力は別で考えないといけないと気づきました。
大手翻訳スクールの比較
翻訳スクール最大手のフェロー・アカデミー
各項目ごとに比較表をもとに紹介します。
学校概要
2校の概要・強みについて、下記表にまとめました。
創立、強み、アクセスにおいて、さほど差はありませんが、強み①の仕事獲得に向けたサポート体制は少し違いますね。どちらも独自の認定制度で仕事のサポートをしています。
フェロー・アカデミーは、有料の翻訳求人サイトである翻訳者ネットワーク「アメリア」
「クラウン会員」とは、経験の有無に関わらず「実際の仕事で通用するレベル」とみなされるアメリア独自の会員資格です。定例トライアルというテストを受験し、基準を満たせば取得できます。「クラウン会員」になると、翻訳未経験者でも経験者対象の求人に応募できるチャンスが増えます(出典:アメリアHP)。
サン・フレアアカデミーは、翻訳会社であるサン・フレアが母体です。独自の翻訳実務検定 TQE(Translator Qualifying Examination)というものがあり、産業翻訳分野のプロ翻訳者としての能力を認定する検定です。「TQE」に合格すると「翻訳実務士」と認定され、プロの翻訳者としてサン・フレア(=翻訳会社)に登録することができます(出典:サン・フレアHP)。
まとめると、下記の違いがあります。
フェロー・アカデミーのクラウン会員は未経験者が求人に応募できる資格を与えるものです。応募後に翻訳会社のトライアルを受けて合格したら、翻訳者として登録されます。
サンフレア・アカデミーのTQEは、合格すると翻訳会社サン・フレアに翻訳者として登録されます。つまり、TQEがいわゆるトライアル代わりになっています。
講座(受講形態、分野、レベル)
講座の概要の受講形態(通学、オンライン、通信など)、ジャンルや分野、レベルなどについて下記にまとめました。
受講形態は2校とも通学、オンライン、通信の中から選択できます。
講座のレベル分けも4段階と同様です。
ただし、取り扱い講座のジャンルは2校で違いますね。フェロー・アカデミーは実務、出版、映像翻訳の3コースがあります。一方サン・フレアアカデミーは実務翻訳がメインで、出版翻訳の講座が少しあります。
出版、映像翻訳にも興味がある方は、フェロー・アカデミーの方がおすすめです。
実務翻訳の中でも、一定レベル以上だとさらに分野で講座が分かれています(契約書、メディカル、ビジネスなど)。どちらかというと、フェロー・アカデミーは文系分野に、サン・フレアアカデミーは理系分野に比重があるように思います。
取り扱い講座は、どちらの学校にするかの判断基準の一つになりそうですね。
受講料
受講料は、授業時間、回数、分野などがそれぞれ違うため、一概には比較できませんが、目安として似たような講座を一部抜粋し表にまとめました。相場はフェロー・アカデミーよりもサン・フレアアカデミーの方が安いかなといった印象です。
【受講料(抜粋)】
各校の受講料の詳細は、以下のURLより確認できます。
フェロー・アカデミー
ライブ配信講座|通学講座ラインナップ | 翻訳専門校フェロー・アカデミー (fellow-academy.com)
サン・フレアアカデミー
受講料 | サン・フレア アカデミー (sunflare.com)
【体験談】最終的な決め手:説明会&体験授業
私は、実務翻訳の講座を検討していました。
最終的な決め手は、学校説明会や体験授業へ参加し、自分の目的に合うかどうかで判断しました。
フェロー・アカデミーは月1程度の頻度で60分のオンライン説明会があります。その後、運営側と個別面談し、質問しきれなかったことを聞いたり、情報収集しました。
サン・フレアアカデミーも、月1程度の頻度で60分のオンライン説明会があります。また、通学・オンライン科の担当講師が実施する30分のミニ授業を無料で体験できます。30分なので短いですが、実際に授業を体験でき授業の雰囲気を把握できてよかったです。
通学・オンライン講座は、常に講座を申し込めるわけではなく、開講時期があります。だいたい、開講時期に合わせて学校説明会や体験授業も開催されています。
これらに参加すると受講料の割引特典もつき、学校や授業の雰囲気も分かるので受講を悩んでいる方は、説明会や体験授業に参加して判断するのが安心だと思います。
私は、フェロー・アカデミーの4月開講の講座を受講しました。
その時のスケジュールは下記のとおりです。
- 2月中旬 説明会+個別面談
- 2月末 申込
特に4月開講の講座は枠が埋りやすいので、早めに情報収集できると良いですね。
フェロー・アカデミー資料請求(無料)まとめ
私が翻訳業界に足を踏み入れた際、とても悩んだ翻訳学校選びについて、最大手の
①フェロー・アカデミーと②サン・フレアアカデミーを比較紹介しました。
取り扱っている分野や相場、サポート体制などに違いがありますので、分野、目的によってどちらが自分に合うのか検討する際の参考になれば幸いです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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