この記事は、フリーランス翻訳者に関して以下のような疑問がある方にお勧めです。
・未経験だけど翻訳者になりたい。何から始めればよい?
・仕事獲得ルートは?
・未経験でも応募できる求人はある?
・おすすめの翻訳学校は?
英語を使った副業ができたらな…。
翻訳スキルを身につけて、在宅で家事育児と両立しながら収入を得れたらな…。
という思いから、未経験からスタートし、現在は徐々に仕事で翻訳を任されるようになりました。
今回は、フリーランス翻訳者の仕事獲得ルートや始め方やについてご紹介します。
フリーランス翻訳者
まず、フリーランス翻訳者についてご説明します。
フリーランス翻訳者とは
翻訳者は、社内翻訳(会社員、派遣社員など)とフリーランスの2つの働き方があります。
社内翻訳の場合、会社勤めになりますので、イメージが付きやすいと思います。
一方、フリーランスは、会社員のような場所や時間的拘束がなくなりますが、個人事業主として自分で仕事を獲得する必要があります。
仕事獲得ルート
フリーランス翻訳者は、お客様と直接契約し翻訳する場合もありますが、一般的には翻訳会社に登録し仕事を受注するケースがほとんどです。
仕事の流れは下図のようになります。
では、翻訳会社から仕事をもらうにはどうしたら良いのでしょうか。
翻訳会社がフリーランス翻訳者の募集をしていますので、求人へ応募しトライアルに合格する必要があります。
応募条件(必須スキルや経験など)を確認し、履歴書などの書類を送ります。
書類審査に合格すれば、トライアルという翻訳力を見極めるテストがあります。
トライアルに合格すれば、登録翻訳者として登録されます。
登録後に翻訳会社から仕事を受注します。
最初は書類審査で落ちる割合はかなり高く、なかなかトライアル課題を送ってもらえるとことまで到達しないことが多いと言われています。
また、トライアル合格後に登録翻訳者になったとしても、よほどトライアルのできが良くない限り、すぐに仕事を回してもらえるわけではないので、複数社の翻訳会社に登録し安定的に仕事がくるような工夫必要です。
求人への応募条件
求人への応募条件として、例えば下記のようなものがあります。
・翻訳の実務経験がある人(経験年数は2~3年以上のものが多い)
・CATツールが使用できる人
・1日の処理量が2,000ワード以上の人
・TOEIC900点以上の人
特に、「翻訳の実務経験2~3年」を必須条件としている求人がほとんどです。
未経験者は求人へ応募する最初のステップで壁にぶつかります。
未経験者の場合の始め方
実績作り
応募条件にもありますが、フリーランス翻訳者は実績が重視されます。
応募書類は、履歴書、職務経歴書のほかに「翻訳実績」といって、これまでに扱った翻訳実績の一覧を提出します。
未経験の場合、クラウドソーシングや、勤務先で海外案件などがあれば自発的に関連書類を翻訳したりして、実績作りから始めるのも1つの手です。
ちなみに、私は後者で実績作りをしました。
翻訳学校に通う
未経験からいきなり実績作りをしようとしても、そもそも翻訳スキルがないと難しいと思います。英語ができるからと言って翻訳ができるわけではありません。
翻訳学校では、講座を受講し翻訳スキルを学んだあと、仕事に繋がるサポート体制を敷いている学校もあります。
翻訳学校の比較や、講座の受講感想については下記の記事をご覧ください。
アメリア「クラウン会員」を取得
求人への応募条件に「翻訳の実務経験2~3年」を必須条件としている求人が多いと記載しましたが、翻訳学校のフェロー・アカデミーに併設されている有料の求人サイト「アメリア」では、未経験者も応募できるような制度を整えています。
それが「クラウン会員」という資格です。
「クラウン会員」とは、経験の有無に関わらず「実際の仕事で通用するレベル」とみなされるアメリア独自の会員資格です。定例トライアルというテストを受験し、基準を満たせば取得できます。「クラウン会員」になると、翻訳未経験者でも経験者対象の求人に応募できるチャンスが増えます。
アメリアの求人は、
3年以上の翻訳経験がある方、あるいはクラウン会員
を応募条件としている求人がほとんどです。
クラウン会員になるにはそれ相応の翻訳力が必要ですが、定例トライアルはだれでも受けられるので、未経験者が活用できる制度の一つですね。
翻訳者ネットワーク「アメリア」翻訳者ではなくチェッカーから始める
チェッカーは、翻訳者が翻訳した文書をチェックする人です。翻訳者よりも単価が安く未経験可の求人もあるのが特徴です。
目安として、翻訳者の単価が10円/ワードだとすると、チェッカーは2~3円/ワード程度です。
チェッカーをやりながら、プロの翻訳者の納品物を勉強材料としてスキルアップし翻訳者になる方もいます。
まとめ
今回は、フリーランス翻訳者の仕事獲得ルートや始め方やについてご紹介しました。
未経験者の場合は、求人への応募自体にハードルがありますが、実績作りや、チェッカーから始めてみる、翻訳学校で翻訳スキルを磨くなどの方法があります。参考になれば幸いです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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